Side A
(01) Good, Good-Bye
(02) 招待状のないショー
(03) 枕詞
(04) 青空、ひとりきり
(05) Summer
(06) 曲り角
(07) 今年は
Side B
(08) 水無月の夜
(09) 坂道
(10) 口笛
(11) I 氏の結婚
(12) もう……
(13) 結詞
FORLIFE FLL-4002 1976.3.25
『街はステキなカーニバル』でも書きましたが, Bob Dylan に始まるフォークから ロックへの流れで, 陽水もエレキサウンドに向かいました. そしてフォーライフからの陽水の一作目がこの『招待状のないショー』です.
当時, 友人から「このアルバムは全ての楽器を陽水が一人で演奏した凄いアルバム」と 聞き, それを信じていたんですが, 改めてクレジットを見ると, 名の通ったミュージシャンがずらり. 演奏はアコースティックギターとエレキにベースのみ. あれれ. 今考えてみると, 当時珍しかった『セルフプロデュース』が, いつの間にか「一人で作った」に変わってしまったのでしょう. それはさておきこのアルバムは, FOR LIFE レコードの設立の目的でもあった 『セルフプロデュース』が,成功した例だと思います.
このアルバムは, 夜, 好きな娘を想いながら一人歌うと言う設定のコンセプトアルバム (だと私は思っています). イントロの印象的なハーモニーから始まるオープニング「Good, Good-Bye」. そこから切れる事無く続く 2 曲目「招待状のないショー」. この音はうまく言葉では表現できませんが... 最高です. 一度聴いてみて下さい. 私の言う意味が伝わると思います.