吉田拓郎 / Rolling 30

Side A
(01) ローリング30
(02) 爪
(03) まるで大理石のように
(04) 英雄
(05) 君が欲しいよ
Side B
(06) ハートブレイクマンション
(07) 裏街のマリア
(08) 恋唄
(09) 外は白い雪の夜
Side C
(10) 狼のブルース
(11) 旅立てジャック
(12) 白夜
(13) わけわからず
(14) 冷たい雨が降っている
Side D
(15) 虹の魚
(16) 言葉
(17) Baby
(18) 無題
(19) 海へ帰る
Side E
(20) 君の街に行くよ
Side F
(21) 素敵なのは夜

FORLIFE FLX-9001 1978.11.21


【うらのふの一言】

ギターを覚え始めの頃, 専ら練習したのは, 陽水, 拓郎, かぐや姫に小椋佳. そんな拓郎さんは, 私にとってすごい作曲家です. 彼自身の作詞にも素敵な曲が いくつもありますが, 特に好きな曲は, 決まって岡本おさみ, 喜多条忠の作詞でした.

そんな中で私の一押しは, 作詞が拓郎でもなく岡本さんでも喜多条でもありません. 本作は LP 2 枚 + EP 1 枚組の大作で, (ほぼ)全作作詞は松本隆. 松本隆の曲と言えば「あゝ青春」「水無し川」, 他のミュージシャンに提供した曲 ばかり. そしてこれらはセルフカバーもした名曲. 一体どんなアルバムに? 最初に聴いたときは,「演奏はエレキギターやブラスパートがパワフル」だけど 「歌声とメロディラインはいつもの拓郎ソング」. しかし繰り返し聴くと,「何だこの歌詞は!」. 歌詞カードをじっくり読みたくなる曲がいくつも.

特に好きなのは Side B. 数あるアルバムの中でこのアルバムを選んだのは これが決め手です. 特に「外は白い雪の夜」. 沁みる物語です.


記: Wed Sep 23 22:32:03 JST 2020