Side-A
(01) Goof-bye My Darling
(02) モノクローム・シティ
(03) 摩天楼
(04) 遠い朝
(05) 君に捧げるラブ・ソング
Side-B
(06) 街はステキなカーニバル
(07) 血まみれ
(08) ロックン・ロールしてるかい!?
(09) 山辺に向いて
ビクター音産 VIH-6057 1979.10.25
フォーク界の大御所, 岡林信康さんです. フォークと言うと「フォークギターを 抱えて弾き語り」と言った感じで, どちらかと言えば暗いイメージが強いのですが, このアルバムではエレキギターに持ち替え雰囲気を一新しています.
今となっては古い話ですが, かの Bob Dylan がエレキギターを手にしたのを見て 大きな衝撃を受けました. フォークからロックへ. この影響か日本のフォーク界も皆, エレキギターを使い始めました. 新しい音を手に入れた事に触発されたのか, いくつかの傑作が生まれています. このアルバムはもちろんのこと, 陽水の『招待状のないショー』, ... などなど.
このアルバムの中でもひときわ輝いているのは A 面 5 曲目の「君に捧げるラブ・ソング」. 個人的には Elton John の「Your Song」に匹敵する名曲だと思っています. 当時は, ちょっと岡林らしくない曲だなとも感じていたのですが, 後日この曲の背景を知りました. 回復の希望の無い病床にあった友人に捧げた歌. すごいラブソングです. (興味があったらOn The Road Againさんのページを覗いてみて下さい.)