(Original: Sun Jun 08 13:57:30 JST 2014)
Last modified: Sun Oct 06 16:32:52 JST 2019

Windows のツール達

会社や自宅の Windows 環境で私の利用しているツールです. Windows 8 で新たに仲間入りしたものも.

Windows 8

Multi Monitor Extension (MMEx)

現在, 主に使っている PC 3 台, これに対してモニタも 3 台. それぞれ 1 対 1 の 接続をしているのではなく, それぞれの PC に複数モニタを繋いで利用しています. あるモニタから見ると, 通常はメイン PC の画面を表示しているが時々サブ PC 画面に切り替わる事になります.
このような使い方をしていると, モニタが別の PC 用に切り替わってしまった ために,「今までそのモニタ上で動かしていたプログラムのウィンドウ操作が できなくなる」と言った問題が起きていました.
一応, こんな場合は

  1. タスクバーで別のモニタに隠れてしまったプログラムを選び アクティブにする
  2. Alt + Space キーを押し, 次に m キーを押し「ウィンドウ移動」 モードにする. (実際には操作が見えないので, 移動モードになったと 信じるしかありません)
  3. 矢印キーで対象のウィンドウが現れるまで移動させる. (もしくは 最初に矢印キーを押した後, マウスで動かす)

等と言う面倒な手段を使ってしのいでいました.

しかし, この MMEx を入手して一気に解決. このソフト, 豊富な機能を 持っていますが, 私はホットキーに以下の設定を入れているだけ.

Ctrl + Shift + A     全ウィンドウを指定したモニタに集める(モニター:1 サイズ調整:する)
Ctrl + Shift + B     全ウィンドウを指定したモニタに集める(モニター:2 サイズ調整:する)

これで表示領域外で操作できなくなっていたウィンドウも一発で集合. 便利です.

Windows 7

Old Windows

1. 圧縮/解凍

なにはともあれ, まずは圧縮解凍ツール. 最初にこれをインストールしておかないと この後の作業も進められません. 私がデフォルトで入れているのはこの 2 つ.

2. キーマップ/キーバインド

UNIX で Emacs 風のキーバインドに慣れてしまうと, Windows はとてつもなく 使いにくく感じます. さらに私は自宅では AX キーボードを愛用しており, A キーの横に Ctrl キーと言う配置に馴染んでしまっています. そんな理由でキーマップやキーバインドの変更ソフトは必須です. 色々なものを試したところ, 現在以下のものに落ち着いています. Windows は 95/98SE/2000 を使っており, それぞれに若干状況が異なっているのは 御愛嬌.

2.1 Win9x 系キーマップ変更 --- SwapScan の設定

Win95/98 のキーマップ変更には SwapScan.386 を利用しています. デスクトップパソコンでは AX キーボードを入手する前にお世話になっていました. ノートパソコンでは必須のツールです. 設定は簡単で, \Windows\System に SwapScan.386 を置き, \Windows\System.ini を編集するだけ.

[386Enh]
device=SwapScan.386  ←この記述を追加
...
[SwapScan.386]       ←このエントリを追加
SwapLCtrlCaps=no       入れ換えはしない
SwapHanzenEsc=no       入れ換えはしない
MapScan=3a 1d          Caps Lock も Ctrl に
MapScan=29 01          半角/全角 も Esc に
IMEHotRAlt=yes         右 Alt で(IME の ON/OFF "Alt + 半角/全角")

2.2 NT 系キーマップ変更 --- レジストリの設定

Windows2000 の場合はレジストリに設定を加えることにより, キーマップの変更が できます. 具体的には HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout 以下にバイナリのエントリ Scancode Map を追加. さらにこの値(データ)として 以下を設定する. 下の例の場合, 「Caps Lock も Ctrl」にし, 「半角/全角 も Esc」 にしています.

値の名前(N):
Scancode Map
値のデータ(V):
0000  00 00 00 00 00 00 00 00  ........
0008  03 00 00 00 1D 00 3A 00  ......:.
0010  01 00 29 00 00 00 00 00  ..).....
0018

2.3 キーバインド変更 --- Xkeymacs の利用

Windows の全ての環境で Emacs 風のキーバインドを有効にするため Xkeymacs を利用しています. UNIX 環境下で Emacs のキーバインドに慣れている方には 必須! 使うしかありません. Windows の独特のキーバインドに悩まされることが 無くなります. 設定も簡単でインストールすればすぐに使えるようになります. また, この Xkeymacs は進化を続けており, 近い将来 2.2 項で紹介した「NT 系の レジストリによるキーマップ変更」もここでできるようになりそうです.

以前, このページで Windows 95 では Xkeymacs ではなく, Keymacs+ を使っていると書きました. その理由として Windows 95 では「Xkeymacs を使ってみたところ, 何故かシステムの動作が遅くなり利用を断念しました」と書いていたのですが, Xkeymacs の作者の大石さんからのお便りをきっかけに Mailing List の情報で, msvcrt.dll を新しいものに入れ換えることにより, 問題は無くなることが分かり, 全ての環境を Xkeymacs で統一できました. 幸せ.

Xkeymacs と Cygwin 環境

Xkeymacs を有効にした状態で, 後述の Cygwin の shell(bash) を立ち上げると, DEL 及び Control-d が効かない事があります. OS やキーボードなど利用する 環境により異なるようですが, 私の場合 Windows2000 とノートパソコンの組合せで 発生しています. この対策として以下の設定を ~/.inputrc に加えています.

"\e[3~": delete-char

対策後も Control-d による Shell の終了(Exit) はできないままですが, コマンドライン編集の問題は無くなります. (この症状で悩んでいたところ, Xkeymacs の作者 大石さんよりアドバイスを頂き, 非常に助かりました. 多謝)

3. エディタ

基本的にはMeadow 師への道に書いたように Windows 版のEmacs である Meadow を使っている. 但し簡単なファイルの編集にはノートパッドを使う. 前述の Xkeymacs(or Keymacs+) を使うと, 「役立たず」の烙印を押していたノートパッドが「使える」ツールに 大変身. 十分 DOS 環境で愛用していた軽い日本語エディタ Ng(Mihongo micro Gnu emacs) の代役が勤まります.

4. シェル/コマンド

DOS の時代, シェルおよびコマンドの環境は command.com + UNIX-like tools を使っていました. Windows を使うようになった今は Cygwinで決まり!

5. コンパイル環境

フリーのコンパイル環境として Borland C++ を試したりしていましたが, Cygwin を使うようになってからは何も考えず そこで提供される GCC を使っています.

6. デスクトップカスタマイズ

ツールバーやアイコンなどデスクトップのカスタマイズに使っているのはコレ. UNIX とは関係ありません. 自宅の環境ではこれらに加えランチャソフトも使っています.

7. ネットワーク関係

主に自宅の環境で使っているものです.

8. その他ツール

ビューワ関係とでも分類できるのでしょうか.