現在, 私は Windows の IME は Microsoft IME (以下, MS-IME)固定にしています. 本文にも書いた通り, カスタマイズを施して使いやすくしてきたために 離れがたいのが理由です.
固定する方法は [コントロールパネル(小さいアイコン)] → [地域] →
[言語設定] から「常に規定として使用する入力方式を選択する」を選び,
「キーボードの詳細設定」画面で「既定の入力方式の上書き」のリストボックス
の「言語リストを使用します (推奨)」を「日本語 - Microsoft IME」に
変更します.
MS-IME に固定した後もタスクバーから
「Google 日本語入力」を選ぶことも可能です.
尚, Google 日本語入力はプロパティの「一般タブ」で
キーバインド(各機能のキー割り当て)設定ができます(「キー設定の選択」).
選択肢として「カスタム/ATOK/MS-IME/ことえり」の 4 種が用意されています.
私は使い慣れた MS-IME 風のキーバインドを利用しています.
実際には少し変更を加えた「カスタム」設定を利用. (後述)
但し, boiled-mozc と組み合わせるときはキーバインドにご注意下さい. MS-IME 以外を選ぶと動作が怪しくなることがあります. 私は当初 「カスタム」を選び, mozc-emacs として提供されている Emacs 風のキーバインドを利用してみましたが, boiled-mozc の動作がおかしくなってしまいました. 確か「ことえり」を 選んだときも変でした.
「MS-IME」を選んでいる場合, boiled-mozc での変換中のキーバインドに
違和感があります. C-o, C-i で変換領域の拡大, 縮小など今までの
boild 感覚に合わせるための
boild 用キーバインドを用意して
変換中だけキーバインドを変更した「カスタム」設定を使っています.
MS-IME キーバンドのうち, 変換中のキーバインドのみを
変更したものです. この設定を使いたい方はこのファイル(keymap-boiled.txt)を
適当な場所にダウンロードしておき,
上述のキー設定の選択で「カスタム」を選択し, [編集...] →
[編集] → [インポート] でファイルを読み込んで下さい.
([OK] → [適用][OK] で完了です.)
boiled 時のキーバンドのうち, C-p だけが特殊設定になっています.
今までの boiled では最初に無理やり漢字に変換されてしまい,
ひらがなでいいときは C-p を押していました. 変換リングの一番最後が
ひらがなになっていたため, 最初に前候補を選べばひらがなになっていたのです.
G-IME では変換リングの一番最後が「その他の文字種」になっており,
C-p ではひらがなになりません. C-p の癖がどうしても治らないので
C-p はひらがな変換に割り当てています.