「誰でも手が届くようなところに危険物を置いておいてはいけない」 最近はこれが行きすぎて, ナイフを持ったことが無く, 鉛筆が削れない子供が多い... など副作用も出ていますが, 時代の流れはより安全な方向に向かっています.
変な話から始めてしまいましたが, 上述の話はコンピュータの世界でも同じです. Windows が進化(?)するにつれて, どんどんと「システムに問題を与えるような機能に 一般ユーザーがアクセスできないよう」になって来ています. システム設定に役立っていたコントロールパネルもどんどんと一般ユーザから 見えない場所に追いやられています.
Apple の Mac は初期の頃から, 舞台裏を一般ユーザに見せないようにした スマートな設計を取り入れていました. Windows も同じようになって来たとも 言えるのですが... システムの初期からその思想を取り入れていた Mac と違い, 後付けで無理やり取り入れて行ったために統一された思想がありません. そのために, OS やそのバージョンが変わる度に使い勝手が変わり, システム設定も少し触りたいと言うヘビーユーザーは戸惑うやら腹が立つやら...
前置きが長くなりましたが, ヘビーユーザでなくても少しシステム設定を触ろう とする方はコントロールパネルをアクセスしやすいところに置くべきです.
今(2020/09)のところ, 各ユーザのデスクトップに常駐させる手段が残されています. 是非, (Emacs 導入作業の間だけでも)コントロールパネルを置いて作業しましょう. (不必要になったら元通り隠せば良いだけです.)
やり方は
これでコントロールパネル(アイコン)がデスクトップに置かれます. (私の場合は上例のようにコントロールパネルだけでなく, コンピュータ, ユーザーのファイル, ごみ箱も置いています.) 不要になったり邪魔になったりしたら同様の操作でチェックボックスを外してください.
テーマ画面に行く方法は 1 の操作以外にもあります. 最近の Windows では アクションセンター画面を経由する方法が一般的なのかもしれません. けれど, コントロールパネルで実行できることの多くはアクションセンターからも 実行可能で, Microsoft はそちらを推進しているようなフシがあります. なので, コントロールパネルのアイコン設置にアクションセンターを利用するのは 本末転倒しているような...
同じことをするのに何通りもの方法があり, それが入り乱れている. 使う方は好きな方法を選べばよいのですが, 説明する方は大変です. すべての方法を説明するなんて... 面倒すぎます. かと言って特定の方法を説明しておいても, その方法が急に使えなくなる かもしれません. コントロールパネルもいつまで使えることやら...
by うらのふ (URANOV)