Last modified: Sun Oct 06 10:55:43 JST 2019

Meadow の Info モードの使い方

Meadow での Info の起動は M-x info もしくは C-h i です. これでメニュー(Directory node)画面が起動します. このメニュー画面を読むと,

と書いてあります. 使い方の説明はこれで十分なんだけれど, 私なりの使い方を書いておきます.

Info システム

その前に少し Info システムの説明をしておきます. Info システムは全体にツリー状になっていて, メニュー画面(初期画面)が ツリーの一番上に位置します. そこからいくつかの項目に枝分かれし, さらにその先もサブ項目に枝分かれしています. それぞれの項目をノードと 呼んでいます.

ここで重要な点ですが, Info はツリー形式と言っても, top から 1 ステップづつ下に降りて行き, 一番下のノードにまで降りたら 逆に辿って top に戻ると言う単純なツリーではありません. 各ノードは通常, 次のノード(Next), 前のノード(Prev), 上位のノード(Up) の 3 つのノード情報を持っており, 使用者はこれに従ってノード間を行き来します. 各ノードはこれらの他に, メニューや参照により 複数の飛び先(ノード)を持つこともできます. これにより各枝が複雑に絡み合ったツリーが構成されています. ツリーと言うべきでないのかも知れません. これこそまさにハイパーリンク構造ですね.

従って, 前のノード(Prev)を辿ると, 必ずしも来た道筋を 逆に戻れるわけではありません. これが Info に慣れるまでに戸惑うところかな. あちこちうろついていて居場所がわからなくなったら '1' で 一歩一歩戻るか, 'd' で振り出しに戻りましょう :-)

マウスで Info を読む

Info を起動さえすれば, 後はマウスを使って Info が読めます. メニューリストでは, 好きな項目にマウスカーソルをもって行き, 中央ボタンをクリックすれば, そこにジャンプし, その内容を読むことが出来ます. 画面上部の Next, Prev, Up の項目も選択可能です. 画面スクロールはマウスホイールで出来るので, マウスだけで用が足ります.

キーボードで Info を読む

私が使うキーはこの程度です.

スペース基本的にページスクロール. ページ末の場合は 次のノードへジャンプします. とにかく先へ進みます.
l過去のノード(last)に戻ります. (d との違いに注意)
d最上位のメニュー画面(Info directory) に飛びます.
f参照先に飛びます.
これに加え Meadow の基本である C-f, C-b, C-n, C-p の 4 方向カーソル移動コマンド, C-v, M-v のページスクロールコマンドを使います.

実際のキー使用は Info 情報の必要性により使い分けています. 説明文を頭から一通り読む時は, ほとんどスペースキーのみで読んで行きます. 特定の情報だけを選んで読む時は, スクロールは C-v, M-v, ノード移動やメニュー移動には 4 方向カーソル移動コマンドとスペースキー, 戻りには l を使っています.

その他, 以下のキーもありますが, 私はあまり使っていません.

n 次のノードに飛びます. 画面上部の Next に飛び先が 表示されています.
p 前のノードに飛びます. 画面上部の Prev に飛び先が 表示されています.
u 上位のノードに飛びます. 画面上部の Up に飛び先が 表示されています.
m メニュー項目を直接指定して飛びます.