Meadow での Info の起動は M-x info もしくは C-h i です. これでメニュー(Directory node)画面が起動します. このメニュー画面を読むと,
と書いてあります. 使い方の説明はこれで十分なんだけれど, 私なりの使い方を書いておきます.
その前に少し Info システムの説明をしておきます. Info システムは全体にツリー状になっていて, メニュー画面(初期画面)が ツリーの一番上に位置します. そこからいくつかの項目に枝分かれし, さらにその先もサブ項目に枝分かれしています. それぞれの項目をノードと 呼んでいます.
ここで重要な点ですが, Info はツリー形式と言っても, top から 1 ステップづつ下に降りて行き, 一番下のノードにまで降りたら 逆に辿って top に戻ると言う単純なツリーではありません. 各ノードは通常, 次のノード(Next), 前のノード(Prev), 上位のノード(Up) の 3 つのノード情報を持っており, 使用者はこれに従ってノード間を行き来します. 各ノードはこれらの他に, メニューや参照により 複数の飛び先(ノード)を持つこともできます. これにより各枝が複雑に絡み合ったツリーが構成されています. ツリーと言うべきでないのかも知れません. これこそまさにハイパーリンク構造ですね.
従って, 前のノード(Prev)を辿ると, 必ずしも来た道筋を 逆に戻れるわけではありません. これが Info に慣れるまでに戸惑うところかな. あちこちうろついていて居場所がわからなくなったら '1' で 一歩一歩戻るか, 'd' で振り出しに戻りましょう :-)
Info を起動さえすれば, 後はマウスを使って Info が読めます. メニューリストでは, 好きな項目にマウスカーソルをもって行き, 中央ボタンをクリックすれば, そこにジャンプし, その内容を読むことが出来ます. 画面上部の Next, Prev, Up の項目も選択可能です. 画面スクロールはマウスホイールで出来るので, マウスだけで用が足ります.
私が使うキーはこの程度です.
スペース | 基本的にページスクロール. ページ末の場合は 次のノードへジャンプします. とにかく先へ進みます. |
l | 過去のノード(last)に戻ります. (d との違いに注意) |
d | 最上位のメニュー画面(Info directory) に飛びます. |
f | 参照先に飛びます. |
実際のキー使用は Info 情報の必要性により使い分けています. 説明文を頭から一通り読む時は, ほとんどスペースキーのみで読んで行きます. 特定の情報だけを選んで読む時は, スクロールは C-v, M-v, ノード移動やメニュー移動には 4 方向カーソル移動コマンドとスペースキー, 戻りには l を使っています.
その他, 以下のキーもありますが, 私はあまり使っていません.
n | 次のノードに飛びます. 画面上部の Next に飛び先が 表示されています. |
p | 前のノードに飛びます. 画面上部の Prev に飛び先が 表示されています. |
u | 上位のノードに飛びます. 画面上部の Up に飛び先が 表示されています. |
m | メニュー項目を直接指定して飛びます. |